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2020年Jリーグの外国籍選手枠ルールと若手日本人選手育成の施策

2020年のJリーグが開幕しサッカー漬けの3連休となってますが観てて気になったのが外国人選手の多さ、助っ人だけにそりゃ上手くて目立ちますし。

ルールうる覚えだったので今年度のJリーグ外国人選手(=外国籍選手)の規約を改めて確認しました。2019年開幕前に変更があって基本そのままですがおさらいを。外国籍選手枠に関する規則とそれとセットになる日本選手の育成を目的としたホームグロウン制度の2つです。

Jリーグのクラブに外国籍選手の登録人数制限はない

まずJリーグ参加クラブの選手契約に関する規約は以下のとおり日本サッカー協会(JFA)の規定に基づきます。

Jリーグの選手の契約、登録、移籍については、公益財団法人 日本サッカー協会(JFA)の諸規則に基づいています。

引用元:Jリーグ「選手の契約・登録・移籍について」

その日本サッカー協会の規則では協会に参加するクラブ(もちろんJリーグ参加クラブを含む)の第1種で外国籍選手の登録可能人数に制限はありません!※参考※「クラブ」は運営会社で「チーム」とは異なるのでご注意を。チームはクラブが運営しているトップ(第1種)、サテライト、ユース(第2種)各々のことです。

1-5 外国籍選手
① 登録数
外国籍選手の登録可能人数に関しては以下のとおり定める。

(2)Jクラブの第1種チーム
外国籍選手の登録可能人数に制限を設けないものとする。

引用元:日本サッカー協会「プロサッカー選手の契約、登録および移籍に関する規則」

クラブの予算が許す限りトップチームで外国籍助っ人と何名でも契約登録が可能なんです。※補足※第1種(トップ)以外のチーム(ユース、ジュニアユース等)では外国籍選手は3名まで、特例で5名の登録が上限

ただ助っ人外国籍選手との契約は上限25名のプロA契約となる筈なので無制限に登録できる訳でない。さらにこれらはあくまでもクラブと外国籍選手との契約、トップチームの外国籍選手登録数に関するルールで実際のJリーグの試合に何名出場できるかは別の話。それはJリーグ規約に則ります。

Jリーグ外国籍選手の試合エントリーは最大5名

Jリーグの試合エントリー(ベンチ入り)可能な選手は上限18名、このうち外国籍選手はJ1が5名、J2とJ3が4名まで。

第 14 条〔外国籍選手〕
(1) Jリーグ登録することができる外国籍選手の人数には、制限を設けないものとする。
(2) 試合にエントリーすることができる外国籍選手の1チームあたりの上限は、以下の通りとする。
J1:5名 J2・J3:4名

引用元:Jリーグ「2020明治安田生命J1・J2・J3リーグ戦試合実施要項」

要はJ1のスタメンに外国籍助っ人が5名いても何ら問題なし。実際に2月8日に開催されたスーパーカップで神戸はイニエスタら5名の外国籍選手がスタメンでした(スーパーカップも個別規定以外はJリーグ試合実施要項に則ります)。

実はこの規約には続きがあって外国籍選手でもカウントしない例外が存在します。それがJリーグ提携国枠。

Jリーグ提携国枠選手はノーカウント

Jリーグ提携国籍の選手は上記のJ5名(J2/J3は4名)の枠にカウントしません。

(3) 以下に定める国の国籍を有する選手は、Jリーグ提携国枠の選手として、前2項に定める外国籍選手ではないものとみなす。
タイ・ベトナム・ミャンマー・カンボジア・シンガポール・インドネシア・マレーシア

引用元:Jリーグ「2020明治安田生命J1・J2・J3リーグ戦試合実施要項」

例えば札幌のキレキレドリブラーのチャナティップ選手はタイ国籍なのでこのルールの適用対象です。一昨日2月22日の柏との開幕戦でも札幌はチャナティップ以外に5人の外国籍選手がベンチ入りしてました。

日本の若手選手への育成対策

多くの外国籍選手をJリーグに招くのは日本サッカーの成長の為には良いことだと思います。試合内容が向上して観ている方は満足度高まる。単に海外で実績のあるスター選手目当ての観客数増にも効果があるでしょうし。

一方で外国籍選手ばかりJリーグに出場させて日本の若手選手の育成につながるのか?という皆が持つ不安に対してもJリーグは手を打ってます。

クラブで育った若手のトップ登録を義務付けたホームグロウン制度

ホームグロウン制度は12歳から21歳まで3シーズン(990日間)以上自クラブに登録していた選手を規定人数以上トップチームへの登録を義務付けたもので2019年シーズンより導入されました。

言い換えると「ジュニアユース以降、クラブで練習し育成した有望な若手選手を必ずトップチームに登録してね」です。クラブに一流の外国籍選手がどんなにいようとも若手には必ずチャンス(=トップ登録)があるので腐らずにやれる。これほんと素晴らしい制度。

2020年シーズンは2名以上、クラブ内の競争も活性化

2020年シーズン時点でこのホームグロウン制度が適用されるクラブはJ1クラブだけで人数は2名以上。

既に2021年は3人、2022年は4人と決まっていて若手のトップ登録が増える分、外国籍選手を含めてこれまで活躍していたレギュラークラスの選手もうかうかしていられない状況が生まれる。この制度によってクラブ内の競争も促しているんですよね。

外国籍選手を招きやすい環境にしてサッカーのクオリティとエンターテインメント性を向上させる一方で国内若手選手の育成も忘れていないのがJリーグです。これを知るともっとJリーグを応援したくなるでしょう?凄いぜJリーグ!

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