レンタルサーバーでWordPressをインストールする際にフォルダを指定しますが格納先フォルダを作らずルートフォルダ直下にそのままインストールするのは稀です。というかここにインストールするのはやめましょう。
ルート直下には大事なファイルが入ることがありWordPressコアファイルをここの置くと散らかって管理しづらいのがその理由。
WordPressコアファイルは19個のフォルダとファイルから構成(v5.4.1)されただでさえごちゃごちゃしてます。これはWordPress公式も認識してて1つ下に別フォルダを作ってそこにインストールするのは至ってまともな方法です。
ところが仮にwpというフォルダを指定(作成)してインストールした場合、サイトURLがhttp://○○○○.jp/wpになるんです。本来WebサイトのURLはドメインのTLDで終わるのが普通(=http://○○○○.jp)なのにwpが余計。
おまけにWordPressで動いているのがURLから見え見えで少々恥ずかしいのでこれを修正しましょう。インストール先にwpを指定して手順を紹介します。
管理画面にログイン後、サイトのホームを表示するとはやりドメイン名の後ろに/wp/がついている。
あるべき姿(http://○○○○.jp)に戻します。ダッシュボードから「設定」→「一般」、ここで「サイトアドレス(URL)」からwpを削除して「変更を保存」。この後WordPressに触れるべからず、エラー表示がでて混乱しますんで。
次にサーバ内のファイルを修正します。FTPツールからサーバのwpフォルダにあるindex.phpファイルをローカルにダウンロードして下さい。
エディタでindex.phpを開くとデフォルトは以下の状態。ここの17行目を書き換えます。
17行に/wpを追記して'/wp/wp-blog-header.php'とする。
修正保存後これを元の場所(wp)ではなく1つ上のディレクトリ(ルート直下)にアップロードします。この例(XServer)だとwpディレクトリの1つ上、public_htmlディレクトリにアップロード。
また、そのフォルダにindex.htmlがあったら削除して下さい。htmlの方がphpより優先して読み込まれるので残ってたらエラーになります。
変更作業は以上で終了。放置していたWordPressに戻ってダッシュボード左上にあるサイトを表示をクリックすると、ご覧の通りURLからwpが消えました。無事にサイトURLの変更に成功です。
手順とおりやれば問題は無い筈。またこの作業は何よりも優先してインストール直後に実施しましょう。サイトを動かし始めた後、例えばパーマリンクの設定後にやると結構面倒です。